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本日、2014年第14回写生会を開催いたしました。
本日は京都府立植物園にて行いました。
描いたのは上からバラ「プスタ」、バラ「ジャルダン ドゥ フランス」、バラ「早春」、シャクヤク「君津島」、シャクヤク「夕映え」
今日は暑くなりそうだなと思って、日焼け対策も念入りにして出かけました。バラ園もいよいよ満開かなと思って、期待して開門してすぐに行ってみたらやはり満開。様々なバラの花が咲いている様は圧巻の一言でした。それにバラの香りがあたり一面に漂っていていました。
今日は子どもから大人までたくさんのバラ園で絵を描いていて、さながら大規模な本格的写生会のような雰囲気でした。
とにかくバラ園のスペースをバラが埋め尽くしているので、バラ園の風景を描こうかなとも思いましたがやはりバラ単体を描くことにしました。
はじめは赤いバラで品種名は「プスタ」。ドイツ作出の花だそうです。バラは花びらが多くて難しいですが、上手く形をつかめれば、バラらしく描けます。中心部は細かい花びらが巻いていて外側に向かって大きな花びら、と描いていけばそれらしく描けました。線描だけでも面白いんですが、やはり透明水彩で色をつけると深みのある色が出ました。
次にピンクのバラ「ジャルダン ドゥ フランス」。これも花びらの形に気をつけながら描きました。今日は暑いのでなるべく速く描くために一気に描きました。なので花がスケッチブックの右側に偏ってしまいましたが。
そしてかすかにピンク、ほとんど白いバラ「早春」。花を浮き立たせるために、周りを濃い緑色で覆いました。あまり葉っぱをたくさん描くとうるさいので、ぼかしてみました。浮き立って見えるでしょうか。
バラ園は日射しが強く、暑いのでこのあたりで切り上げ、植物園会館で弁当を買って昼食をとりました。アイスクリームがよく売れていましたね。
昼からはシャクヤク園へ行きました。ボタンの仲間で、花も似ていますがボタンは木、シャクヤクは草ということで一般的には区別がつくと言われています(ただ実際は交配によりそれも曖昧な品種もあるそうです)。バラも豪華だけれど、シャクヤクも負けずに豪華な花をつけます。
1つ目は少し変わったシャクヤクを描こうと思って「君津島」という品種のシャクヤクを描きました。花の中心に、おしべと花びらの中間みたいなものが集まっています。一般に「八重咲き」と言われるものの八重の花びらがおしべやめしべから変化していることを改めて確かめさせる花でした。色が鮮やかなので、透明水彩で買い足したピンクやローズの色が役に立ってきれいな色が出たと思います。
2つ目は八重のシャクヤク「夕映え」を描きました。まるでボールのように丸くなって咲いているので、立体感を出すことを考えて描きました。ただ、ちょっと色が濁ってしまいました。
「夕映え」を描き終わってますます暑くなり、さすがにこれ以上ここにいたら熱中症になりかねんと思って木陰で冷たいお茶を飲んでしばしの間休み、帰りました。
まだ花菖蒲や紫陽花などがありますが、梅雨に入ると写生会の回数も少なくなりそうです。
それだけに今日5枚も描けてよかったです。