本日、2014年第7回写生会を行いました。
本日は久しぶりに京都府立植物園にて行いました。
描いたのは上からオキナグサ、ユキモチソウ、カタクリ、ボケ「安田錦」、ツバキ「日光」、ツバキ「月光」です。
月曜から金曜まで働くようになってから、もうしんどくてしんどくてかなりふらふらな状態だったのですが、どうしても春の花を描きたくて、頑張って行きました。
いい天気になって、土曜日だし人も多かったです。絵を描いている人もいっぱいいました。私は春の山野草を描きたくて植物生態園へ行きました。するとカメラを持つ人、絵を描く人がいっぱいいました。色々描きたいものがあったのですが、まずはちょうど咲き誇っていたオキナグサを描きました。
オキナグサは全体的に白い毛に覆われていて、その感じを出そうと描いてみましたが、その質感を出すのは難しかったです。
そして生態園の中を歩き回っていたら、仏炎苞の中に白いこん棒状のものが伸びている草に出会いました。ユキモチソウです。その名のとおり白いこん棒状のものが餅みたいで食べたくなるような草です。仏炎苞の上部のすいっと伸びているフォルムを描くのが難しかったです。
ユキモチソウを描いたら、オキナグサが生えていた花壇に戻ると、隣の方にカタクリが生えていました。生態園の中を歩き回っていた時はカタクリが見当たらず、どうしたのかなと思いました。オキナグサの隣に生えていたカタクリはかなり柵から遠くに植えてあり、大変見づらかったのですが、これも描きました。形はうつむき加減で花びらはくるんと巻いて、いい絵が描けたと思います。
昼食をとった後、サクラ園へ行きました。シダレザクラを中心にまだきれいなサクラがいっぱいありましたが、私はそこに植わっているボケの花を描きました。ボケにも色々な品種があって、その中から「安田錦」を描きました。この花は面白くて、枝の鋭い曲がり具合も面白いし、よく見ると一つの枝に赤い花もあればうすピンクの花もついている、という、実に変わった花でした。気合い入れて描きましたが、こういうのはもう少し大きな紙に描けばよかったかなと思いました。
そのあとツバキ園へ行きました。ツバキも盛りを過ぎた感がありますが、まだまだ色々な品種が咲いていました。その中から「日光(じっこう)」と「月光(がっこう)」を描きました。「日光」は関東では「紅唐子」と呼ばれる紅色系・唐子咲きの品種です。「月光」も唐子咲きですが葯の部分だけが白く唐子になっています。
「日光」「月光」は京都ではお寺によく植えられているツバキです。本当はお寺で描きたいツバキです。
今回はすべて透明水彩と色鉛筆を使って描きました。広く塗りたいところと、細かい部分があったので、今回は画材を使い分けてみました。
写生会のあとは友人とともに植物園の西側、賀茂川沿いにある半木(なからぎ)の道でシダレザクラを堪能して、桜餅を食べました。花より団子といいますが、私はよくばりだから花も団子もですね。
うららかな春の陽気を楽しんだ1日でした。