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    • 2015.01.01 Thursday
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    2014年第3回写生会

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      blog20140216a
      blog20140216b
      本日、2014年第3回写生会を行いました。
      本日は京都市の南の方にある方除けの大社、城南宮にて行いました。

      一昨日は雪で、昨日は雨で、家にひきこもって個展の準備などをしていました。そして今日は晴れ。今日こそスケッチするぞと思っていました。

      前回の写生会の記事で、出来ればお寺と椿の風景が描きたいと書きましたが、その気持ちがますます強くなり、最初はあるお寺へ描きに行こうと思いました。

      しかし電話で問い合わせたところ、写真はいいけど絵は無理、とのお寺からのお返事。それに今日は京都マラソンでそのお寺までいくバスの経路は変更されるし、道路は人も多く渋滞するだろうと思い、コースから外れたところにある城南宮へ行くことにしました。ここは「曲水の宴」という行事が有名ですが、春になると梅など花が色々咲くところです。

      京都市営地下鉄に乗って竹田駅で下車、バスに乗ってもいいのですがここは15分ほど歩くことにしました。そしてこんもりとした森が見えてきて、城南宮に到着しました。

      到着して神苑に入ろうと、神苑の拝観入口でツバキが咲いているかどうか尋ねると、まだちらほらですね〜とのお答え。しかし少し遠くを眺めてみると花が咲いているような様子。スケッチは可能か聞くとあまり時間をかけないようにとのことで許可を得て、神苑に入ることにしました。

      ツバキは様々な種類が植えられており、中でも赤い一重のツバキが「城南椿」と名付けられて目立っていました。ほかにも白やピンクや絞り模様、一重に八重に千重咲きと、様々な種類のツバキがところどころに咲いていました。全体としてはやはりちらほらといった感じでした。

      神苑をどんどん歩くと、歩道沿いに竹林と椿があって、これが絵になるなあと思い、この風景を描くことにしました。透明水彩で描きました。歩道の奥の方は暗いので暗い色を塗り、次に右側の木や石を描き、左側の竹はリズミカルに明るい緑を描きました。そしてこれが描きたかったという思いをこめて椿を描き、花は濃い赤を慎重に塗りました。(上の画像)

      1枚描いてみて、椿のある風景は描けたけれども、やはり椿の花も大きく描きたくなって、城南椿を描きました。ヤブツバキみたいなのですが少し小ぶりの花です。これも透明水彩で描きました。(下の画像)

      描き終えたあとは神苑内をゆっくり回って神社を出て、ちょうどお昼になったので神社の近くの喫茶店で昼食をとりくつろいだあと、帰途につきました。

      これからますます個展の準備で忙しくなるけど、あと何回スケッチできるかなあ、いや個展終わってからスケッチいけばいいかなあと、色々悩んでおります。絵は常に描きたいですから。でも個展終わったら、バテて寝込むかもしれないなあ…。




      最後に個展のお知らせ。
      ★矢田明子個展「きらきら星」
      会期:2014年3月27日〜3月31日、11:00〜19:00(最終日17:00まで)
      会場:ギャラリー幹(京都府京都市中京区上瓦町52−5)


      個展のDM

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        2014dm-ryoumen
        私の個展のDM画像です。両面を載せておきますのでご活用ください。

        なお郵送をご希望の方は私のホームページ「YD-ART」のお問い合わせフォームからご請求ください。
        郵送は枚数の都合上、原則として、ご本人か、ご家族ご友人などお知り合いの方が私の個展に来られる見込みの方に限らせていただきます。あらかじめご了承ください。

        ★矢田明子個展「きらきら星」
        会期:2014年3月27日〜3月31日、11:00〜19:00(最終日17:00まで)
        会場:ギャラリー幹(京都府京都市中京区上瓦町52−5)


        ターナー展(神戸市立博物館)

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          blog20140202
          (画像は展覧会のフライヤーです)
          本日2/2、神戸市立博物館にてターナー展を鑑賞しました。この展覧会は2014/4/6まで神戸市立博物館にて開催されます。いま詳しい内容や批評を読みたくないという人はここから下は読まないでください。



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          「英国最高の風景画家」とのキャッチコピー。私もターナーが英国を代表する風景画家というのは知っていたし、私もスケッチで風景をよく描くから、得られるものがあればいいなあと思って見にいった。

          しかし14歳にしてロイヤル・アカデミーの美術学校に入学を許可されたターナーの絵は、初期から美しい絵だった。初期の油彩画「月光、ミルバンクより眺めた習作」は月明かりとそれに照らされた景色と夜空の色合いが絶妙であった。また水彩で描かれたいくつもの風景画も柔らかさを感じる絵で、特に「ヴァル・クルシス修道院の廃墟、遠方にディナス・ブラーン城」はなんだか風景全体が廃墟のようでいいなあと思った。

          やがてターナーは「崇高」を追求するようになる。自然の「崇高さ」をとことん表現しようとする。「ナントレ湖越しに望むア・ガーン山、遠方にスノードン山」なんて色彩を抑えながら、立体感を出し、荒涼とした感じが出ていていい。そのほかの作品を見ていても、より厳しい自然へ入っていって、より崇高な自然の美を追求しようとするターナーの姿勢が伺える。

          ターナーは歴史画も描いているが、それらを見ると自然の中のちっぽけな人々という感じがしてならない。

          ターナーはイタリアなど、ヨーロッパ各地を旅行し、絵に描いている。キャンバスに描いた大きな作品もいいが、水彩の小さな風景画もいい。私は展示室に並んだ小さな風景画を見てまわると、名所めぐりをしているような錯覚に陥った。

          今回私がもっとも感銘を受けた絵は「レグルス」だ。古代ローマの将軍マルクス・アティリウス・レグルスを主題とした絵で、レグルスが瞼を切り取られ陽光に当たり失明したという伝説から、画面をまばゆいばかりの陽光で切り裂いている。あまりにも光にあふれていて、私は圧倒されるばかりであった。

          ほかに「海の惨事」(別名「難破した女囚船アンピトリテ号、強風の中で見捨てられた女性と子どもたち」)も印象的だった。未完の絵だが、すべてが木端微塵になったような絵だ。

          そしてターナー最晩年の作品「湖に沈む夕陽」、抽象画のようなこの絵は、何を描こうとしたのかわからないが、橙色に包まれた不思議な絵として心に残る。


          私ももっともっと絵を、美術をつきつめたい、そう思って会場をあとにした。

          この日、博物館近くの神戸中華街では春節祭が行われていた。鑑賞後はそちらへ向かい、屋台で食べ歩きしたり獅子舞を見たり、充実した一日だった。


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