昨日2011年第6回写生会を開催いたしました。
本当は昨日の予定ではなかったのですが、一昨日に乙訓寺という京都ではボタンの寺として知られているお寺へ行ったところ、咲いていたボタンの花の美しさに目を奪われました。
ただ、乙訓寺の境内は(多分ボタンが咲く期間中でしょうが)写生禁止となっていました。
それでどうしてもボタンが描きたくなって昨日改めて京都府立植物園へ行きました。
ボタンを見つけて描いていると通りがかった人が「ボタンとシャクヤクはどう違うの?」ときいてきました。私もよくわからなかったので、たまたまそこを通りかかった植物園の職員の方に尋ねたところ、ボタンは木肌が残って木の姿で冬を越し、シャクヤクは草で、冬には地上の部分が枯れて根が残るなどと教えてくれ、私が描いているのは寒ボタンで、冬にも花が咲くように品種改良したもので春と冬の2回花が咲くとのことでした。そして、最後に
「ボタンをさらに品種改良すると何になると思いますか? ファスナーになるんですよ!」
と言って去っていかれました。見事な(?)オチをありがとうございます(笑)。
植物園のボタンは私が描いていた寒ボタンは盛りを過ぎ、これから春ボタンが咲き始めるとのことでした。どうりで少し花が散りかけているのが多く、乙訓寺の方がきれいだったなあと思いました。そんな中でも比較的きれいに咲いている花を描きましたが、花びらが多く重なっていて難しかったです(画像上)。
あとの二つはムベ(画像中)とヒメフウロ(画像下)です。ムベはご存じアケビの仲間です。ヒメフウロは径1.5cmぐらいの小さな花をつけていて可愛らしい花なのですが、写生だとなかなか可愛らしさが表現しづらいですね。
2日続けてのお出かけでさすがにどっと疲れました。